2019年7月7日、黄門様に会えなくてもファイティングポーズ。
さて、日光東照宮からきびすを返して向かったのは、茨城県水戸市。
水戸駅に到着した。
ここが水戸駅だ。
ここが水戸の中心部、水戸駅前。
これがなんなのか?このシンボル的なものがなんなのか?理解が及ぶまでには少し時間がかかった。
いや、正確にいうと、このシンボル的なものは、もしかしてあれをそのままシンボルにしてしまったのか?いやそんなはずはない、でもあれこれそうなのかもしれない。というか、あれか。そうか、そうだよな。
と納得するのに時間がかかった。
そう、「納豆」だ。
茨城県民及び水戸市民にとって、納豆がこんなにもわかりやすいシンボルとして駅前に置かれているいうことがいいのかどうか、わからない。
私の立場で言えば、うなぎが銅像になって浜松駅前に立っている、というようなことで、あ、いや、うなぎのほうがもうちょっとロゴっぽくなるな。
というか、浜松駅前には「出世大名家康くん」という謎のキャラが立ってます。
まあ似たようなもんだな。
というか納豆の方がきちんと真っ当に特産物に向き合っていると思う。
なんか、シティプロモーションってゆるキャラとか、そういう飛び道具ではなくって、地域の歴史や文化・産業に基づくべきものが本来の形であって、その地域の住民にとって生まれ育った我が町を懐かしくも誇りに思えるような、そんなものがシンボルであるべきだと思う。
そういう意味でも、この水戸駅前の納豆。
いいじゃないか。誠に水戸市民の心を反映した、立派なシンボル銅像であると思う。
ていうか、まじでこの一枚の写真しか残ってないんだよな。トリミング拡大して一応もう一回載せておこう。
おんなじ写真だけどね。
さて、この水戸駅でどんなことがあったのか?と言うと、とにかく私が覚えているのは、ボーカル・福井氏が納豆を買い込んでいたことだ。
ここに至るまでの写真では何も伝わってこなかったかと思うが、この拾ってきた画像のように、水戸駅内はとても素敵なお土産店が並んでいる。
そのほとんどが、納豆土産店だ。
こんなふうに、納豆が所狭しと並んでいるのだ。
1店の一角でこの種類。そんな納豆って種類あるの?もう地獄のような納豆祭りだ。パッケージも様々である。
もうこれ、同じワラに違うパッケージ巻いてるだけじゃないのか?
と思うくらいの納豆地獄だ。
そんな水戸駅内を徘徊する中で、とにかく福井氏が納豆をいくつも買い込んでいく。
「いや、納豆ってそんな食い切れんでしょ、そんな買ってっても腐っちゃわん?」
そう私が問いかけた時、彼がこう答えたことをはっきりと覚えている。
「まっちゃん、あのな、こないだ会社でセミナー受けてん。発酵の。発酵のプロの先生な。その先生が言っててん、『納豆は腐らせて作っています。腐ってこそ美味しいのです。だから納豆は賞味期限を過ぎてからどんどんおいしくなっていくのです。腐ってなんぼです』って」
そして、買った。私も納豆を5個くらい買った。
帰宅してから食べたはずだが、味は覚えていない。
そんなこんなで、今回もファイティングポーズを決める。
みなさん、思うところはたくさんあると思います。
左から行こうか。リクームの腰の角度、こんな攻めたことあったっけ??攻めるねー。
2025年不動の6番として定着しそうに開幕を迎えながらも二軍を行ったり来たりを繰り返す我らが期待の高卒生え抜き・阪神前川も、ワンバウンドするかと思うようなフォークボールをよくとんでもない角度のスイングで粘りのクリーンヒットにしたりするが、あれはバットコントロールだけでなく鍛え上げられた足腰の強靭さがなせる技。
ここ納豆の街で、そんな前川譲りの粘りの急角度ファイティングポーズにこれはこれとしてアリかもな、と思わせる躍動感があるが、今回のスキャンダルはバータだ。
納豆だろうな。納豆を買い過ぎたからだろうな。
両翼羽ばたくはずの腕が後ろに行き過ぎ。
前へ前へ。福井氏のそんな急く気持ちもわかるが、納豆だって、人間だって、じっくり腰を据え醗酵を重ねてこそ個々本来の魅力が生まれるのだ。
餃子の街から納豆の街へ歩みを進め、そんなふうに人生を振り返ることになろうとは思っていなかった。これぞ発酵の力。やっぱり旅はいい。
ところで国分太一って、いったい何をしたんだろう?
そんなスキャンダルにも併せて思いを抱きながら、次は2019年の旅、最後の地となる千葉・銚子へと向かう…
ちなみに、水戸駅前だれもいなさそうと思ったかもしれませんが、撮影時の我々に誰も近づいてこないだけで、ちゃんとけっこういます。
■CHOLOGIRON(チョログアイヤン)の最新情報が見れる公式インスラグラムはこちら
https://www.instagram.com/chologiron/