2019年、CHOROGIRONツアーも最後の都市となった。
関東で残されたのは、千葉県。
前日の横浜・赤レンガ倉庫からスタートし、思えばこの2日間でさまざまな思い出ができた。蒙古タンメン食ったり、長瀞で和んだり、桐生で入れなかったり、餃子食ったり。あと猿と納豆か。
走馬灯のように激動の2日間が脳内を巡りそうなものだがまったく巡ることはなく、そんなことよりもレンタカーの返却時間が迫っているのだ。
そう、さっさと千葉を撮って、20:00までにニッポンレンタカー東京駅八重洲南口店に返却せねばならない。
それなりにハードルが高いんで、通りすがりの千葉の適当な名所でさっさと撮ってしまおうかという気持ちでいっぱいだったのだが、そういうことは彼が許さない。(大井町に土地を所有し一軒家を構える福井氏)
「銚子やろ」
その一言で、千葉の最東端・犬吠埼に目的地が決まった。
というかこれね、埼がみさきって読めないし、変換で出てこないのよ。変換キー押して候補文字いくら下まで行っても。碕は出るよ、岬ももちろん。でも埼は出ないよ。何回か困っている。
なので、いぬぼえみさきってひらがなで入力してググって出てきた犬吠埼をコピペして使っています。
そして、極東最前線に我々は辿り着いた。
こののち、eastern youth×NUMBER GIRLという激アツコラボで翌年の2020年5月に開催が予定されていたライブイベント「極東最前線 ~ボトムオブザ冷凍都市~」がコロナによって中止になるわけだが、そういえばNUMBER GIRL・向井秀徳氏は極東最前線という言葉がやけに好きだった。
神戸チキンジョージ(通称チキジョ)で開催されたLIVEの際、ライブ前の空き時間に路地裏でギター片手に極東最前線的な弾き語りをおもむろに行なっていた。懐かしい。
せっかくなのでNUMBER GIRLよりOMOIDE IN MY HEADをどうぞ。
さて、そんな神戸の青春時代も思い出していたところで、犬吠埼の思い出に移ろう。
まず、とにかくとんでもない嵐であった。正確に言うと、嵐になった。犬吠埼に向かうほど、すごい風と雨になっていって、駐車場着いた時、まじでほかに全く車なかった。
でも、もう、この先レンタカー返すまではヤフー天気見た感じ千葉のどこ行っても確実にこの状況なんです。
とりあえず撮るしかない。我々はそう覚悟を決めた。
そんな我々の記念すべき犬吠埼一枚目の写真です。
でこの赤丸がかの有名な、犬吠埼灯台です。
てか、今この灯台のこと調べてて気づいたんですが、犬吠埼っていぬぼうみさき、じゃなくていぬぼうさき、なんですね。
犬吠埼
変換でるわ。さきで、埼、でるわ。
大変失礼しました。
ちなみに、左端に写ってる昔のセブンイレブン見たいなやつはこれお土産屋さんです。
雨と風がひどすぎるので、このあとお土産屋さんに一旦退避してなんやかんや面白いものを見たりしたはずなんですが、そんな写真も残っておらず。
そう、この犬吠埼にはこの視界の悪いミスショットと、ファイティングポーズを決めた写真の2枚しか残っていないのです。
そんな我らの2019年ファイナルポーズがこちら。
いいんじゃないか?
特筆すべきは、明らかに最悪のコンディションの中、これまでのテンションをより一層上書きするかのような決死の表情。
まちがいなく表情に関しては過去イチの高度を記録しているであろう。これは犬吠埼の暴風雨が為せた業でもある。
フォーメーションにおいても、両翼のリクームとバータが前回からの修正を見せてくれ、ポーズもままならなかった悪条件の中で、個々に十分なパフォーマンスを発揮してくれたと思う。
欲を言えばもちろんいろいろなことはある。
でも、次回ツアーへとつながる、いい意味での余白を残したフィニッシュとなったのではなかろうか。
少なくともこじんまりと置きに行くことなく、躍動感というポイントできちんと評価を得られる締めくくりにできたことは、これから埼、これから先の全国残り40都道府県を巡る我々にとって大きな自信になれたのではないかと思う。
レンタカーも余裕を持って19時くらいに返せた。嵐ですぐ帰ったからね。
2019年の旅は、ここで終わり。
この後、第2回目となるツアー再開はコロナが明ける2023年となってしまうわけだが、その間を大いなる充電期間ととらえてまた次回に期待してください。
そんな充電期間には、NUMBER GIRLより透明少女をどうぞ。
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